女子ジャンプの高梨沙羅選手、ソチ五輪では
不運なことに風を味方につけることができず、
風の妨害によって金メダルを逃した。
金メダルどころか、メダルすら取れずに
とても悔しい思いをした今大会だと思う。
その証拠に彼女は滑り終えたあと泣いてた。
正確には涙ぐんでた。
それそうだよね。他の世界大会ではかなり
好成績を残していて今大会(ソチオリンピック)では
メダル候補になっていたんだから。
でも高梨沙羅選手の偉い所は風のせいにしなかったこと。
ぐっとそう言いたかったに違いないだろうに、
飲みこんで「自分の力が足りなかった」と答えた。
これはものすごい器の大きさを示した言葉だよ。
悔しいなら素直に「風かせなければ!」って言って良かったのに。
彼女はそうは言わなかった。本当に偉いと思う。
そしてほんとうにこの人はすごい人だな、と思ったのは
あの原田元スキージャンプ選手。彼女の気持ちを汲んであげたのは
本当に彼に人柄が出てたと思う。
「彼女は言い訳しないだろうから~」って
彼が彼女の代わりに風があったからメダルが取れなかったんだ~
的なことを代弁してあげてたのが良かったな。
やっぱオリンピックっていいね。
こういった心優しい人たちの存在が目に見えて分かるから。